概要
お世話になっている方がTwitterでSOSを出されていたので、ExtendScriptで解決のお手伝いをした。
写研書体と同じフォーマットでOTFを収集する作業、スクリプトでできないか検討してみたけれど手に余るな、これ……すなおにプロに相談しよう。
— LLL_KOBAYASHI (@luktar) 2018年11月18日
仕様
- InDesign上のすべてのテキストフレーム内のテキストにMacにインストールされたフォントを適用して、PDFとJPEGを書き出す
- PDFとJPEGはフォント名で書き出される
- 実行時に表示されるダイアログに入力された文字列をキーに、フォント名で絞り込みする
- 正規表現で検索できる
- なにも入力しない場合はフォント名での絞り込みは行われない
- PDFに埋め込めないフォントは除外する
- 以下の形式のフォントは除外する
- OCF
- Type1
- TrueType
- 欧文フォントと和文フォントの種別判断を行っていないので、日本語に欧文フォントを適用するとアラートが表示される
- InDesignの設定で無視することを想定しているが、実行後に設定をもとに戻すことを強く推奨する
使い方
- InDesignドキュメントにテキストフレームを作成して、テキストを入力する
- スクリプトを実行する
- 表示されたダイアログで検索したいフォント名の一部分を入力(なにも入力しなくもていい)してOKをクリック
- 保存場所を聞かれるので、選択する。デスクトップを選択するとファイルで埋め尽くされるので、フォルダを作成することを強く推奨
- 処理が完了すると4のフォルダ内にPDFとJPEGが作成されている
動かしてみるとこんな感じ。
ソースコード
まとめ
喜んでいただいてよかった!
手の空いた時に進めよう……と思っていたデジタルフォントの収集が @macneko_ayu さんのスクリプトによって完全に自動化されました。:) 書体を変えてはPDF&JPEGを書き出す、ファイル名は書体名にするという流れなのですが、書体名での絞り込みもできるという控えめに言って神スクリプト…!;; pic.twitter.com/PaVip60bns
— LLL_KOBAYASHI (@luktar) 2018年11月28日